# 研究開発
コンブの大量養殖技術実証試験 岩手県で視察・意見交換会 エフレイの委託事業
福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の委託事業としてコンブの大量養殖技術の研究開発を行っている理研食品(本社・宮城県多賀城市)は3日、実証試験をしている岩手県大船渡市で現地視察と意見交換会を開催し、産学官の関係者が情報を共有した。 同社が代表機関を務めるコンソーシアム(
「辞めるのが責任をとることではない」の言葉に奮起し世界初の大発見を叶えた、女性研究者のひたむき人生
2023年、大塚製薬の佐賀栄養製品研究所にはじめての女性所長が誕生した。微生物愛が高じて研究者の道を歩み、「女性の健康」をサポートする「エクエル」を世に送り出した、上野友美さんがその人。しかし、商品を生み出すまでの道のりは、決して順風満帆ではなかったという――。■研究成果が出ず全
8億ユーロの大型投資 半導体で主導権確保を急ぐ欧州
フランスの研究機関であるCEA-Letiは2024年6月24日(現地時間)、欧州の主権を確保するために、不揮発性組み込みメモリ、3D(3次元)インテグレーション、RFコンポーネント、電力管理ICを備えるアプリケーション向けのFD-SOI(完全空乏型シリコンオンインシュレーター)のパイロットラ
NICTとKDDI、大規模言語モデルに関する共同研究を開始。ハルシネーション抑制と地図情報の取り扱いを目指す
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)とKDDI株式会社は7月1日、大規模言語モデル(LLM)における共同開発を開始したと発表した。 両者の持つデータと技術を組み合わせて、ハルシネーションの抑制、地図画像の活用という、現状のLLMが持つ課題を克服することを目指すことが、共
「いくつも申請したが…」研究資金不足でCF活用加速 新潟大コメ開発へ
新潟や日本のお米を守りたい――。新潟県内は2023年8月に“災害級”の猛暑に見舞われ、主力の「コシヒカリ」の品質は記録的な低水準となった。新潟大農学部の山崎将紀教授(51)は、暑さに強いコメの新品種開発や生産者向けの栽培対策の確立を急ぐ。研究資金として300万円を募るクラウドファンディング(
米、アルツハイマー新薬承認 イーライリリーの「ドナネマブ」
【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は2日、米製薬大手イーライリリーが開発したアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」を承認した。 病気の初期段階の患者を対象に症状の進行を抑える効果が期待されている。日本のエーザイなどが手掛ける同様の治療薬「レカネマブ」に続く新たな選択肢と
パナHD、大規模言語モデル構築 社内専用、秋に利用開始 設計や製造現場で活用
パナソニックホールディングス(HD)は2日、社内専用の大規模言語モデル(LLM)を人工知能(AI)開発のストックマーク(東京)と協業し、構築すると発表した。ストックマークが開発したLLMに社内データを追加学習させることで、グループ内の業務に特化したLLMを構築。秋ごろの運用開始を目指している。
アマゾン、RAGを実装したAIの性能を比較する新しいベンチマークを提案
2024年は、企業で生成人工知能(AI)の活用が飛躍的に進む年になると、多くの観測筋が予測している。考えられる可能性の1つが、検索拡張生成(RAG)と呼ばれる手法の採用だ。RAGを利用すると、AIの大規模言語モデル(LLM)を、企業のファイルなど、組織の独自コンテンツが含まれるデータベースに
スタートアップのユーリア がん尿検査キット開発へ 2分で判別 27年までに発売めざす
即時尿検査サービスの研究開発を行うスタートアップ企業、ユーリア(本社名古屋市西区名駅1の1の17、水野将吾社長、電話050・3717・0358)は、約2分で結果が分かるがん検査キットの開発を進めている。がん患者特有の尿成分に反応する試験紙を県内の大学と共同研究しており、2027年までにキット
人工赤血球、治験実施へ 奈良県医大、緊急時に活用
奈良県立医大は1日、2030年ごろまでの実用化を目指し、備蓄可能な人工赤血球の臨床試験(治験)を24年度中に始めると発表した。へき地医療や大規模災害時の負傷といった、通常の輸血が難しい場面での活用を想定。来年3月ごろから患者を募集し、安全性や有効性を確かめる。 献血で得られる赤
KDDIとNICTがAIモデルの共同研究。通信品質改善への活用も
KDDI株式会社と国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)は7月1日、大規模言語モデル(LLM)に関する共同研究を開始したと発表した。 NICTが蓄積してきた600億件以上のWebページデータや、それをベースとしたLLMの事前学習用データなどを活用。KDDI総合研究所の持
KDDIとNICT、大規模言語モデルの共同研究を開始
KDDIと情報通信研究機構(NICT)は1日、大規模言語モデル(LLM)に関する共同研究を開始した。 LLMの利用にあたっては、事実と異なる内容などが生成される「ハルシネーション」や、地図情報の活用が難しいことなどが課題になっている。 そこで、NICTが蓄積した6
KDDIとNICT、通信品質改善に活用できるLLM
KDDIと情報通信研究機構(NICT)は1日、大規模言語モデル(LLM)に関する共同研究を開始した。LLMの課題となるハルシネーション(事実と異なる内容の生成)を抑制するほか、地図画像や建物情報などのマルチモーダルデータの取り扱いを可能とする技術を開発する。NICTが蓄積している
H3ロケット3号機、本日(7月1日)昼12時6分に打ち上げ–ライブ配信あり
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月1日昼12時6分、H3ロケット3号機を打ち上げる。打ち上げの模様はYouTubeでライブ配信される。 H3ロケット3号機は、総開発費が320億円の先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)を搭載して打ち上げられる。 ALOS
澤井珈琲、ラボショップ開業 コーヒーの苗木を栽培する研究棟に併設
澤井珈琲は5月、「澤井珈琲ラボショップ」をオープンした。 コーヒーの研究棟に併設されていることからラボショップと命名。隣接地には新設された澤井珈琲第四工場が稼働している。 ラボショップは、魅せる自動珈琲焙煎機「NOVO MARKⅡ」を設置し、コーヒー生豆をその場で
「ペロブスカイト太陽電池」に応用も…発電効率高める技術「光アップコンバージョン」とは?
2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に向け、ますます重要になる再生可能エネルギー。その中心となるのが太陽光発電で、発電効率を高める研究が世界で進んでいる。その要素技術の一つとして注目されるのが、光の色を変える「光アップコンバージョン」という技術だ。和歌山県工業技術セン
韓国の来年のR&D予算24.8兆ウォン、科学界の反発で「小幅増額」
韓国政府が来年の主要研究開発(R&D)予算を24兆8000億ウォン(約2兆9000億円)と策定した。今年の予算が大幅に削減された点を勘案すると、事実上、削減前の水準をやや上回る規模だ。科学技術情報通信部は2025年度国家研究開発事業の予算配分・調整案を第9回国家科学技術諮問会議審
JAXA月探査機「SLIM」前回に続き5回目の越夜後も通信に応答なし
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年6月27日(日本時間・以下同様)、X(旧Twitter)の小型月着陸実証機「SLIM」プロジェクト公式アカウントにて、5回目の夜を越したとみられるSLIMとの通信を試みたものの、電波は確認できなかったことを明らかにしました。【最終更新:2024年6月
「人事の裏側」 有望な若手の将来を脅かす「男女トラブル」事件簿 私生活のもめごとがSNSで暴露され大問題に
組織をより良くするための“黒子”として暗躍している、企業の人事担当にフォーカスする連載『「人事の裏側、明かします」人事担当マル秘ノート』。現役の人事部長である筆者が実体験をもとに、知られざる苦労や人間模様をお伝えしています。連載4回目は、私生活での男女間のトラブルが、会社を巻き込
地球観測衛星「アースケア」、梅雨前線の雲内部の動きを捉えた画像…JAXAが初公開
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、欧州宇宙機関(ESA)と共同開発した地球観測衛星「アースケア」が、日本上空にある梅雨前線の雲内部の動きを捉えた観測画像を初めて公開した。 アースケアは5月29日、米カリフォルニア州の発射場から米スペースXのロケットで打ち上げられた。衛星