「楽チン調理」が熱い 真夏にレンジ活躍 レシピ動画メディア調査
AI要約
この夏、電子レンジを使ったレシピの検索数が増加している。省エネやタイパ志向が高まる中、暑い夏でも簡単に調理できることから人気を集めている。
昨年を上回る伸びが見られ、夏に検索が急増している。夏野菜や肉じゃがなど長時間煮込む料理、工程の多い料理が人気となっている。
レシピ開発では失敗しないことを重視し、火の通りやすいようにカットするなどポイントを伝えている。レンジ調理のメリットも意識し、人気が高まっている。
この夏、電子レンジを使ったレシピの検索数が増加していることが、エブリー（東京都港区）が運営するレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の調べで分かった。省エネやタイパ（タイムパフォーマンス、時間対効果）志向が高まる中、暑い夏でも簡単に調理できることから人気を集めている。
記録的猛暑となった昨年も夏に検索が増えていたが、今年はそれを上回る伸びとなる。暑くなり始めた5月以降、「レンジ」を含む言葉を検索したユーザーが急増。8月1日の検索を例示すると2022年比で約1・3倍となった。
レンジを使ったレシピでは、ナスやトウモロコシなど夏野菜を使った料理の他、かぼちゃの煮物や肉じゃがなど長時間煮込む必要がある料理やハンバーグなど工程の多い料理も人気だという。
同メディアのレシピ開発では、失敗しないことをポリシーにしている。加熱が難しいレンジ調理では火が通りやすいように均一にカットすることや、ラップのかけ方などをポイントにして視聴者に発信。調味料など家庭での取り入れやすさも意識している。
管理栄養士で同メディア副編集長を務める斎藤香織さんは「ヘルシーさや煮崩れしにくいなどレンジ調理のメリットもあり、人気は高まっていく」と話す。
