野菜を「もっとおいしく」食べるコツ5つ。時間がないときは“塩もみ”がおすすめ

AI要約

塩もみして保存する方法や、冷凍しておくと便利な野菜の活用法。

水気をしっかりきり、調理前の下準備をしっかり行うことでおいしく食べるコツ。

野菜を半量で調理する方法や、料理ごとに適した調味料の加え方。

野菜を「もっとおいしく」食べるコツ5つ。時間がないときは“塩もみ”がおすすめ

体の調子を整えるうえでも必要な野菜。せっかくなら、無駄なく、最後までおいしく使いきりたいですよね。そこで、料理研究家・大庭英子さんにおいしく野菜を食べるためのコツを教えてもらいました。

調理方法やコツなど、野菜をおいしく食べるための疑問にお答えします。

<A:「切りおき」よりも塩もみがおすすめ>

野菜は生で食べられるものも多いので、手間なし料理の強い味方。野菜によっては、時間があるときに塩もみにしておくのがおすすめです。

たとえば、キャベツや白菜を千切りにして塩でもんでおいて、好みの調味料をプラスして簡単あえ物に。ギョーザの具にも使えます。

キュウリはたたいて塩もみにし、炒め物にするとおいしいです。ジャガイモは皮つきのまま丸ごとゆでておけば、サラダや炒め物、揚げ物などが、すぐにつくれますよ。

<A:野菜はできるだけ使いきりを心がけて>

野菜はなるべくおいしいうちに使いきりたいものです。たとえば、ホウレンソウは鮮度のいいうちにゆでてしまい、1日目はおひたしに、2日目は炒め物に活用。野菜によっては冷凍もおすすめ。モヤシやキノコ、小松菜は、ひと口サイズで冷凍しておけば、スープなどに凍ったまま入れて調理可能。トマトは丸ごと冷凍して、時間があるときに、ソースやスープにするといいですよ。

<A:しっかり水気をきることが大切です>

野菜の水気をしっかりきっていないと、水っぽく、味がぼけてしまう原因に。あれば“サラダスピナー”を使うと便利です。サラダの生野菜はもちろん、ブロッコリーなどをゆでて水に取ったあとも、これで余分な水気をきります。

キンピラのゴボウも炒める前にしっかり水きりを。ホウレンソウなどの青菜は、ゆでたら一度水気を絞り、切ってからもう一度絞ります。炒め物などは、調理中に野菜の水分が出てくるので、パパッと仕上げるのもコツです。

<A:基本は半量にすればOK>

最新刊『シンプルに調理して無駄なく最後までおいしく食べる野菜のおかず』のレシピでは、すべて4人分で紹介しています。2人分でつくりたい場合は、材料をすべて半量にしてください。ただし、煮物などは水分がたりなくなることがあるので、焦げそうなら水をたすなど、様子をみて調整を。

<A:下準備をきちんとしましょう>

切るものはまとめて切っておくなど、下準備をきちんとしておくと調理がスムーズ。調味料は、煮物などは量りながら入れても大丈夫、一度火を止めておけば安心です。炒め物はスピード勝負なので、調味料も盛りつける器も、全部準備した状態で取りかかるのが正解。手早くつくって水気が出ないうちにいただきましょう。

肉ジャガなどの煮物は冷めるときに味が入るので、つくりおいて一度冷まし、いただくときに温め直すのもおすすめです。