首相「成長型経済への移行を示す数字」 名目GDP600兆円超えで

AI要約

岸田文雄首相は15日、内閣府が2024年4~6月期の名目国内総生産(GDP)が初めて600兆円を超えたことを受け、賃上げと投資による成長型経済への移行を期待していると述べた。

安倍晋三首相が15年に掲げた目標が9年越しで達成されたことに言及し、経済の動向を引き続き注視する考えを示した。

名目GDP600兆円の達成は政権運営の重要目標であり、今後の経済成長に向けた前向きな兆候となっている。

首相「成長型経済への移行を示す数字」 名目GDP600兆円超えで

 岸田文雄首相は15日、内閣府が同日発表した2024年4~6月期の名目国内総生産(GDP)の速報値が、年換算で初めて600兆円を超えたことについて「賃上げと投資がけん引する成長型経済への移行を示す数字だと受け止めている。今後とも経済の動向をしっかりと注視していきたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 「名目GDP600兆円の達成」は15年9月、安倍晋三首相(当時)が政権運営目標として掲げていた。首相は記者団に「15年に目標を掲げ、9年越しで達成できた」と語った。【安部志帆子】