「ターボ感覚」新型スクーターが話題に、ヤマハ『NMAX ターボ』がユーザーの心を掴んだ理由

AI要約

ヤマハインドネシアモーター(YIMM)が6月に発表した新型プレミアムスクーター『NMAX □TURBO□(NMAX ターボ)』が、インドネシア市場で注目を集めている。

NMAX ターボは最新のヤマハ電気式無段変速機(YECVT)技術を搭載し、11.3kWの最大出力を持つBlue Core 155cc VVAエンジンを採用しており、新しい走行体験を提供する。

YECVTにはTモードとSモードの2つの走行モードがあり、運転特性に応じて切り替え可能であり、ハンドル下に配置されたYシフト機能も備えている。

「ターボ感覚」新型スクーターが話題に、ヤマハ『NMAX ターボ』がユーザーの心を掴んだ理由

ヤマハインドネシアモーター(YIMM)が6月に発表した新型プレミアムスクーター『NMAX □TURBO□(NMAX ターボ)』が、インドネシア市場で注目を集めているという。「ターボ」の名前から日本でも話題となったこのモデルの納車引き渡しセレモニーがジャカルタで開催された。

NMAX ターボは「Evolution:Fun Tech」をコンセプトに開発された新型プレミアムスクーター。□Fun Tech□に込められたのは、「TURBO」感覚による快適な運転体験を提供する最新のヤマハ電気式無段変速機(YECVT)技術の存在だ。搭載されるエンジンは、最新世代のBlue Core 155cc VVAエンジンで、最大出力11.3kW/8000rpm、最大トルク14.2Nm/6500rpm。エンジンそのものに過給機がついているわけではない。

何が「TURBO」かというと、従来のCVTシステムに代わる最新のトランスミッション「YECVT(Yamaha Electric Continuously Variable Transmission)」だ。スピードを瞬時に加速させる機能が備わっており、これをTURBO感覚と呼んでいるわけだ。

YECVTには、Tモード(街乗り・通勤モード)とSモード(スポーツツーリングモード)の2つの走行モードを備える。運転特性がよりスムーズで燃費が良いTモード、レスポンスの良い加速が得られるSモードをステアリング左のモードボタンで切り替えることが可能となっている。さらにTURBOモードを使用することでハンドルの下に配置された「Yシフト」機能も使用が可能になる。

Yシフトは3段階で加速レベルを変更することが可能で「従来とは異なる運転感覚を提供する」という。前の車を追い越したいときや坂道を越えるとき、タンデム走行などの操作に適しているという。また、加速時だけでなく、下り坂やコーナー進入時の減速にも使用できるため、スポーティなライディングにも貢献しそうだ。ヤマハの社内テスト結果によると、TURBOモードを使用することで、先代NMAXと比較して200mの距離をより速く加速でき、その距離差は9.2mだったという。