世界の車載電池搭載量 中国CATLが首位独走、日韓勢縮小:24年1~6月

AI要約

2024年1~6月の世界の車載電池搭載量が前年同期比22.3%増の364.6ギガワット時(GWh)だった。

搭載量上位10社のうち6社を中国勢が占め、その中で寧徳時代(CATL)が1位。

日本の車載電池メーカーはシェアを落とし、韓国メーカーは搭載量を伸ばしたが中国メーカーに遅れをとった。

韓国の調査会社SNEリサーチはこのほど、2024年1~6月の世界の車載電池搭載量が前年同期比22.3%増の364.6ギガワット時(GWh)だったと発表した。搭載量上位10社のうち6社を中国勢が占めた。韓国からは3社、日本からは1社が入った。

1位は中国の寧徳時代(CATL)で前年同期比29.5%増の137.7GWh、シェアは37.8%となった。2位は中国の比亜迪(BYD)で22%増の57.5GWh、シェアは15.8%。3位は韓国のLGエナジーソリューションで5.7%増の46.9GWh、シェアは12.9%だった。

このほか、中国からは5位に中創新航科技(CALB)、8位に億緯鋰能(EVEエナジー)、9位に国軒高科(ゴーション・ハイテク)、10位に欣旺達電子(サンオーダ)が入っている。韓国のSKオンは4位、サムスンSDIは6位、日本のパナソニックは7位だった。

日本の車載電池メーカーは当期もシェアを落とした。韓国メーカーは搭載量を伸ばしたものの、伸び率で中国メーカーに遅れをとり、シェアが縮小した。一方、中国メーカーは引き続きシェアを拡大させた。

(36Kr Japan編集部)