ESG格付け規制、英国が来年法律提案へ

AI要約

英政府は、ESG格付け機関を規制する法律を来年提案する方針を示しました。

リーブス財務相は、ESG格付けの透明性向上を図り、英国のサステナブルファイナンス分野の地位を強化したいと考えています。

法律はIOSCOの勧告に沿ったものになる見通しであり、EUも同様の規制法を承認しています。

ESG格付け規制、英国が来年法律提案へ

Huw Jones

[ロンドン 8日 ロイター] - 英政府は8日、ESG(環境・社会・ガバナンス)格付け機関を規制する法律を来年提案する方針を示した。

現在は自主的な行動規範の順守を求めているが、リーブス財務相はESG格付けの透明性の欠如に対応し、サステナブルファイナンス分野の世界的リーダーとしての英国の地位を固めたい意向という。

財務省は「リーブス氏は財務省に対し、ESG格付け機関の新たな規制体制に関する業界との協議に速やか対応し、来年法案を提出するよう求めた」と表明。

「この新しいアプローチは、成長促進、よりクリーンな経済の実現につながり、国防のような重要セクターの企業が不透明な格付けでペナルティーを受けない体制を整えるものだ」と述べた。

同省によると、法律は証券監督者国際機構(IOSCO)のESG格付けに関する勧告に沿ったものになる見通し。

欧州連合(EU)も今年、ESG格付けをIOSCOの勧告に沿って規制する法律を承認している。