日本製紙、紙需要減で抄紙機停止 北海道白老と熊本八代の工場

AI要約

日本製紙は、紙需要の減少に伴い、白老工場と八代工場で抄紙機を1台ずつ停止することを発表した。停止は2025年に行われ、従業員の雇用は継続される。

白老工場ではコピー用紙などを生産する抄紙機を停止し、八代工場では新聞用紙の抄紙機を停止する。製品は別の設備で生産を続ける予定。

また、八代工場では27年度をめどに家庭紙事業を展開し、輸出用のトイレットペーパーなどの生産を始める予定である。

 日本製紙は7日、紙需要の減少を受け、白老工場(北海道白老町)ではコピー用紙などを生産する抄紙機、八代工場(熊本県八代市)では新聞用紙の抄紙機を各1台停止すると発表した。2025年に実施する。

 従業員の雇用は、原則として各工場内で継続する。抄紙機は工場の主要設備である紙をすく機械で、白老工場で止める設備の年間の生産能力は6万4千トン。八代工場では、23万2千トンの新聞用紙を生産できる設備を停止する。停止予定の抄紙機で現在つくっている製品は、両工場内などの別の設備で生産を続ける。

 一方、八代工場では27年度をめどに、輸出用のトイレットペーパーなど家庭紙事業の展開を始める。