中国銅輸入、7月は前年比2.9%減 需要低迷や在庫増で

AI要約

中国の銅輸入が7月に前年同月比2.9%減の43万8000トンとなった。需要低迷や在庫増加が背景にある。

製造業活動が5カ月ぶりの低水準に低下しており、政府系調査会社は中国の精銅消費の伸びが今年は約2.5%と予想している。

1-7月の銅輸入は5.4%増の320万トンとなり、需要の増加が年初に買いが増えたことに起因している。

中国銅輸入、7月は前年比2.9%減 需要低迷や在庫増で

Siyi Liu Colleen Howe

[北京 7日 ロイター] - 中国税関総署が7日発表した7月の銅輸入(未加工銅と銅製品)は前年同月比2.9%減の43万8000トンだった。需要低迷や在庫増加が背景。

長引く不動産危機の中、中国の製造業活動は7月に5カ月ぶりの水準に落ち込んだ。

政府系調査会社の安泰科は中国の精銅消費の伸びが今年は約2.5%と、昨年の5.3%から減速すると予想している。

需要低迷や高水準の国内生産を背景に、在庫は例年以上に増加している。

1─7月の銅輸入は5.4%増の320万トンとなった。

商品調査会社CRUのアナリストは1─7月輸入量の増加について、中国の需要が楽観視されていた年初に買いが増えたことが主な理由と指摘した。