8月10日はすでに満席の便が多数! お盆の東海道新幹線「のぞみ」は自由席がない“全車指定席”化 まだ予約は間に合う!?

AI要約

JR東海およびJR西日本は、2024年の「お盆期間」の東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号を、全車指定席で運行することを発表しました。

両社は2023年に3大ピーク期の「のぞみ全車指定席化」を発表し、年末年始とGWで実施しており、8月のお盆期間でもそれを継続する予定です。

のぞみ号には通常1編成あたり3両の自由席があるが、全車指定席化により指定席は約3割増の1118席となる。この施策により予約が取りやすくなり、ホームでの混雑やダイヤ乱れのリスクも軽減されることを狙っている。

今回の発表では、お盆期間中ののぞみ号が全車指定席で運行されることが確定しており、予約状況の中で8月10日が特に混雑が予想されている日であることも明らかにされている。

8月10日はすでに満席の便が多数! お盆の東海道新幹線「のぞみ」は自由席がない“全車指定席”化 まだ予約は間に合う!?

 JR東海およびJR西日本は、2024年の「お盆期間」の東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号を、全車指定席で運行することを発表しました。

 両社は2023年に3大ピーク期(年末年始・GW・お盆)の「のぞみ全車指定席化」を発表、同年の年末年始にはじめて実施しました。つづく今年のGWにも、4月26日(金)から5月5日(祝)まで連続11日間、のぞみ号を全車指定席で運行しています。

 この施策について、両社は東海道・山陽新幹線の3大ピーク期では「日・時間帯によっては指定席が早い段階で満席になる」「始発駅以外の駅からは、着席や乗車ができないことがある」「指定席を予約できなかった人が自由席の乗車を待つため長時間並ぶ」「自由席への乗降に時間がかかり列車の遅れが発生することがある」などをその理由として挙げています。

 のぞみ号には通常1編成あたり3両(1~3号車)の自由席が設定されており、その席数は250席です。一方、普通車指定席は10両で868席です。つまり全車指定席化で1編成あたりの指定席は868席から1118席へ、約3割増えることになります。

 これで指定席の予約を取りやすくするとともに、自由席をなくすことでホームでの乗車待ち行列を解消し、また乗降に時間がかかることによるダイヤ乱れを防ぐという、いわば“一石三鳥”の効果を狙ったものと言えるでしょう。

 今回の発表は、さきの年末年始、そして今年のGWでの全車指定席化が成功裏に終わったことから、その流れを踏襲し行われるものです。全車指定席化が行われるのは8月9日(金)から8月18日(日)までの10日間となります。

 では、7月末時点での、この期間ののぞみ号の予約状況はどうなっているのでしょうか。

 今年のお盆休みは8月10日(土)11日(日)、17日(土)18日(日)の週末に挟まれていることから、帰省およびUターンラッシュは分散傾向にあると考えられます。

 ただそのなかで、予約が突出している日があります。それは8月10日(土)です。