お盆の高速道路、羽田空港の渋滞通過に2時間以上かかるかも? NEXCO東日本の予報士が回避するコツを紹介

AI要約

NEXCO東日本は、お盆期間中の渋滞予測について発表。

特に8月11日から14日にかけては注意が必要で、移動の際には時間帯やルートを考慮する必要がある。

移動中には高速道路の情報板を利用し、渋滞状況を把握することが重要。

お盆の高速道路、羽田空港の渋滞通過に2時間以上かかるかも? NEXCO東日本の予報士が回避するコツを紹介

 NEXCO東日本は7月31日、東京・霞が関の本社で定例会見を実施し、関東支社 九代目渋滞予報士の鳥海航太氏がお盆期間中(8月8日~18日)の渋滞予測について説明した。

 上下両方面・10km以上の渋滞回数は、荒天による出控えなどで例年よりも減少した2023年の実績に対して151回(+56回)に増加する見込み。

 特に8月11日(山の日)を含む前半は注意が必要で、ピークは下り方面が3連休初日の10日、上り方面が最終日の12日。連休後の13日~14日も混雑が予想される。

 下り方面を利用する場合は、9日がお勧め。ただし関越道 高坂SA付近では22時~翌2時に、東北道 上河内SA付近では23時~翌4時に渋滞が発生するので、夕方のうちに移動を済ませるのがよいという。

 上り方面はピークとなる12日~14日、昼から夜まで渋滞が続く。移動日の変更が難しい場合は、渋滞が発生する前の午前中もしくは23時以降の利用を推奨している。

 またお盆後半の16日以降に仙台方面から東京方面へ向かう際には、東北道ではなく比較的渋滞が少ない常磐道が狙い目とのこと。

 東京方面から羽田空港への移動について、アクアライン(下り)から湾岸線までの渋滞通過時間は同規模の渋滞と比較して約3倍に。特にUターンラッシュとなる11日は、最大17kmの渋滞が発生し、通過に約2時間15分かかる見込み。期間中は湾岸線 空港中央出口ではなく、1号羽田線 空港西出口の利用を推奨している。

 最後に鳥海氏が、移動中に交通状況を知るための豆知識を紹介。高速道路上の情報板に表示している「▲」のマークについて、赤色は渋滞の増加傾向、緑色は渋滞の減少傾向を示しているという。

「情報板をもとにルート変更を検討するのは難しく、選択したルートによって料金が変わる場合もある。お出かけ前に複数ルートを想定しておくと、交通状況に応じて瞬時に柔軟な対応ができる」と案内した。

 なお8月10日~18日は休日割引が適用外となる。各エリアの渋滞回避ポイントは、特設サイト「NEXCO東日本公式渋滞予報士による渋滞予報ガイド」や「渋滞予報ガイド2024年お盆版」を確認いただきたい。

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