お盆予約、国際線好調 ANAハワイは過去最高、JAL予約率コロナ後最高値

AI要約

航空12社がお盆期間の予約状況を発表。国際線は堅調で、特にANAのハワイ路線が過去最多の予約数。JALもコロナ後の最高値を記録。ピークの日程も明らかに。

全体の予約数は国際線が18.1%増、国内線は1.0%増。提供座席数も増加傾向。12社平均の予約率も上昇している。

各航空会社の具体的な予約数や提供座席数、予約率も明らかに。国際線は東アジア方面が好調で、国内線は東北・北陸、沖縄方面が人気。

お盆予約、国際線好調 ANAハワイは過去最高、JAL予約率コロナ後最高値

 全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC、9204)など航空12社は8月2日、お盆期間の予約状況を発表した。対象期間は9日から18日までの10日間。国際線は堅調に推移し、予約・提供座席数はFSC(フルサービス航空会社)とLCC(低コスト航空会社)でいずれも増加した。中でもANAのハワイ路線は過去最多の予約数を記録し、JALの予約率は国際・国内ともにコロナ後の最高値となった。

 12社の発表値を合計すると、予約数は国際線が前年同期比18.1%増の59万3738人、国内線は1.0%増の338万2580人。提供座席数は国際線が16.1%増の71万6900席で、国内線は0.5%減の415万3580席となった。12社平均の予約率は国際線が1.4ポイント上昇し82.8%、国内線は1.2ポイント上昇し81.4%となっている。

◆ANA

 ANAの予約数は、国際線が前年同期比10.3%増の22万4635人で、国内線が4.2%増の146万4017人。提供座席数は国際線が9.4%増の28万3140席で、国内線は2.1%増の179万116席となった。予約率は国際線が0.7ポイント上昇し79.3%、国内線は1.6ポイント上昇し81.8%となっている。

 国際線の方面別では、ハワイ線の予約数が前年同期比13.3%増の2万1761人で、お盆の過去最多を記録。このほかタイ・シンガポール・ベトナム・韓国などアジア方面が好調だという。

 期間中のピークは、国際線は下り(日本発)が9日(91.1%)、上り(日本着)は15日(81.5%)。国内線は下りが10日(97.3%)、上りは17日(89.8%)が最も高い。

◆JAL

 JALグループの予約数は、国際線が前年同期比10.5%増の21万1016人で、国内線は0.5%増の107万3569人。提供座席数は、国際線が7.1%増の24万7725席、国内線は1.4%減の135万7117席となった。予約率は国際線が2.7ポイント上昇し85.2%、国内線は1.5ポイント上昇の79.1%となっている。

 期間中の予約率は、国際・国内線ともに2020年のコロナ拡大以降で最高値を記録。国際線は東アジア方面が、国内線は東北・北陸、沖縄方面が好調だという。

 期間中のピークは、国際線は下り(日本発)が10日(96.7%)、上り(日本着)17日(91.8%)。国内線は下りが10日(92.3%)、上りは17日(85.6%)が最も高い。

◆スカイマーク

 スカイマークの予約数は、国内線が前年同期比0.9%増の24万1444人、提供座席数は0.5%増の28万368席。予約率は0.3ポイント上昇し86.1%となっている。国際線は運休が続いている。

 搭乗日別の国内線予約率は、下りが10日(97.8%)、上りは17日(89.3%)が最も高い。