長期金利は0.960%に低下、6月21日以来 株急落と米金利低下で

AI要約

東京円債市場で新発10年国債利回りが低下し、長期金利が6月以来の低水準まで下がった。

世界的な株安でリスクオフの流れがあり、質への逃避で債券買いが強まっている。

米金利の低下が影響し、日本の新発2年債利回りも下がっている状況。

長期金利は0.960%に低下、6月21日以来 株急落と米金利低下で

[東京 2日 ロイター] - 東京円債市場で2日、新発10年国債利回り(長期金利)は同7.0bp低下の0.960%と、6月21日以来の低水準まで低下。国債先物は上げ幅を拡大し、中心限月9月限は前営業日比72銭高の143円68銭付近。

時間外取引の米長期金利が一時3.94%付近と2月上旬以来の低水準を付けたほか、日経平均株価が一時2000円超下落するなど世界的な株安でリスクオフの流れが波及し、「質への逃避で債券買いが強まっている」(国内銀のストラテジスト)との声が出ている。

日銀の追加利上げ観測を背景に上昇していた新発2年債利回りも前日比3.0bp低下の0.430%と金利低下圧力がかかっており、「米金利低下に引っ張られている格好だ」(同)という。

OFFER BID 前日比 時間

2年 0.421 0.428 -0.038 9:54

5年 0.588 0.597 -0.058 9:59

10年 0.956 0.964 -0.069 10:00

20年 1.721 1.73 -0.061 10:00

30年 2.06 2.071 -0.073 9:59

40年 2.302 2.313 -0.081 9:55