〔欧州株式〕軒並み反落=英1.01%安、独2.30%安(1日)

AI要約

欧州株式市場は1日、英FTSE100種平均株価指数をはじめとする主要株価指数が軒並み下落した。

金融株が急落した背景には、英イングランド銀行の利下げ決定や中国の金属需要関連指標の低迷があった。

特に、メルローズ・インダストリーズやシュローダーなどの株価が大きく下げた一方、ネクストやロールス・ロイスなどが上昇した。

 【ロンドン時事】1日の欧州株式市場は軒並み反落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比84.62ポイント(1.01%)安の8283.36で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は2.30%安、フランスCAC40種指数は2.14%安、ストックス欧州600種指数は1.23%安だった。

 英イングランド銀行(中央銀行)の利下げ決定を背景に、金融株が急落し株価を押し下げた。また、中国の金属需要を占う製造業関連指標の低迷を背景に下落した金属鉱山株も重しとなった。

 FTSEの構成銘柄では、投資会社メルローズ・インダストリーズが12.53%安と急落。資産運用大手シュローダーは9.73%安、金融大手ナットウエストは8.07%安と大きく売られた。他方、衣料小売り大手ネクストが8.33%高、航空機エンジン大手ロールス・ロイスが7.01%高と伸びた。

 DAXでは、郵便・物流大手ドイツ・ポストが6.28%安、コメルツ銀行が5.40%安、航空機大手エアバスが4.39%安と下げを主導。一方、通販大手ザランドが2.61%高、不動産大手ボノビアが2.36%高と買われた。