〔欧州株式〕軒並み上昇=英1.13%高、独0.53%高(31日)

AI要約

欧州株式市場は31日に軒並み上昇。エネルギー株と鉱山関連株が買われ、好決算も要因となった。ハイテク株が主導した。

FTSE100は1.13%、DAXは0.53%、CAC40は0.76%、ストックス欧州600は0.80%上昇。個別ではアントファガスタが4.58%高となった。

シーメンス・エナジーやエアバスなどが買われ一方、シーメンス・ヘルシニアーズやアディダスが売られた。

 【ロンドン時事】31日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比93.57ポイント(1.13%)高の8367.98で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.53%高、フランスCAC40種指数は0.76%高、ストックス欧州600種指数は0.80%高だった。

 中東情勢の緊迫化を背景に買われたエネルギー株と、堅調な卑金属価格を受けて伸びた鉱山関連株が上昇をけん引。企業の好決算も押し上げ要因となった。欧州株ではハイテク株の上昇が主導した。

 FTSEの構成銘柄では、産銅大手アントファガスタが4.58%高と上昇率トップ。業績見通しを上方修正した金融大手HSBCホールディングスが4.00%高、資産運用大手インターメディエイト・キャピタル・グループが3.49%高と続いた。一方、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(2.95%安)や製薬大手GSK(1.98%安)などが下げた。

 DAXでは、エネルギー大手シーメンス・エナジー(5.90%高)や航空機大手エアバス(4.84%高)、ヘルスケア大手フレゼニウス(4.04%高)が買われた半面、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズ(6.71%安)やスポーツ用品大手アディダス(2.24%安)などが売られた。