独VW、コスト削減「終わっていない」 第2四半期は営業減益

AI要約

独フォルクスワーゲンはコスト削減が終わっておらず、2024年下期以降も続く可能性があると示唆。

第2・四半期の営業利益は54億6000万ユーロで前年比減少。

アウディ工場閉鎖の可能性や中国での販売減などがコストに影響し、営業利益率の見通しも引き下げ。

独VW、コスト削減「終わっていない」 第2四半期は営業減益

[ベルリン 1日 ロイター] - 自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は1日、コスト削減は終わっておらず、2024年下期以降も続く可能性があるとの認識を示した。第2・四半期の営業利益はコスト増を背景に減少した。

同社は昨年12月に発表した100億ユーロ(約108億3000万ドル)のコスト削減計画を実施中で、24年中に最大40億ユーロの削減を予定している。

第2・四半期のEBIT(利払い・税引き前利益)は54億6000万ユーロで、前年同期の56億ユーロから減少した。

ブリュッセルのアウディ工場閉鎖の可能性に関連するコスト、中国での販売減、VWバンク・ロシアの連結除外に関連する費用が重しとなった。

7月中旬には売上高営業利益率の見通しを従来の7─7.5%から6.5─7%に引き下げた。