米大統領選後に解決目指す USスチール買収 日本製鉄

AI要約

日本製鉄の森高弘副会長は、米鉄鋼大手USスチール買収について年末までの決着を目指す考えを示した。

買収には全米鉄鋼労組(USW)の理解が欠かせず、労組との対話を継続する方針だ。

ポンペオ氏をアドバイザーに起用した理由についても説明があった。

 日本製鉄の森高弘副会長は1日の決算説明会で、米鉄鋼大手USスチール買収について「短い期間の中で解決しようと考えている」と述べ、11月の米大統領選後から年末までの間に決着を目指す考えを示した。

 買収には全米鉄鋼労組(USW)の理解が欠かせないとみており、労組を含む関係者との対話を今後も継続する方針だ。

 トランプ前米政権で国務長官を務めたポンペオ氏をアドバイザーに起用した狙いについては「民主党、共和党を問わず尊敬されており、両方に通じる強いアドバイザーだ」と説明した。