JAL A350-1000、4号機が羽田到着 年度内に8機体制

AI要約

日本航空(JAL/JL、9201)の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の4号機(登録記号JA04WJ)が羽田空港へ到着し、ファーストクラスとビジネスクラスにJAL初の個室タイプのシートを採用した次世代の国際線フラッグシップ機が整備作業を終え4機体制になる。

将来への投資としてA350-1000は JALの新たな国際線フラッグシップであり、ファーストクラス、ビジネスクラスが革新的なシート仕様となっており、座席数は4クラス239席である。

最終組立工場からのフェリーフライトで到着したJA04WJ機は、トゥールーズを出発し羽田空港に到着し、JALは8機体制目指し今年中に導入を進めている。

JAL A350-1000、4号機が羽田到着 年度内に8機体制

 日本航空(JAL/JL、9201)の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の4号機(登録記号JA04WJ)が8月1日、羽田空港へ到着した。ファーストクラスとビジネスクラスにJAL初の個室タイプのシートを採用した次世代の国際線フラッグシップで、就航前の整備作業を終えると4機体制になる。

 A350-1000はJALの新たな国際線フラッグシップで、今年1月24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線、4月17日にダラス・フォートワース線に就航。ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用した。

 座席数は4クラス239席で、ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)。ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。

 ビジネスクラスはベッドの長さを従来より約10センチ長い最大約198センチ(78インチ)、幅は最大約56センチ(22インチ)とし、足もとまで広いフルフラットベッドに仕上げた。プレエコはクラス初の電動リクライニングシートを採用し、後ろの席に背もたれが倒れない「フィックスド・バック構造」や4K対応の16インチモニター、フットレストなどが特徴となっている。

 エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズからのフェリーフライト(回航便)のJL8102便は、トゥールーズを現地時間7月31日午後3時30分に出発し、同48分に離陸。羽田のA滑走路(RWY34L)に1日午前11時30分に着陸して、同37分に格納庫前の212番スポットへ到着した。

 JALはA350-1000を置き換え対象の777-300ERと同じ13機導入する計画で、8月中に5機体制、今年度内に8機体制を目指す。3路線目の羽田-ロンドン線は年度内に投入を計画している。

 JALの鳥取三津子社長は31日、「4号機を今週受領し、今年度中に8機体制とするべく、導入を進めていく」と、計画通り進んでいることを説明した。