フタバ産業、競争力強化目指す ボディー部品の一体化推進 部品数3割減、軽量化へ
フタバ産業は、プレス成形したボディー部品の一体化を推進し、軽量化を図る取り組みを進めている。
2026年以降の電気自動車(EV)向けに、複数の部品を一つにまとめる提案を積極的に展開している。
業界全体で進む新たな生産技術に対応し、プレス部品の競争力を高める方針を打ち出している。
フタバ産業(本社岡崎市)は、プレス成形したボディー部品の一体化を進める。プラットフォーム(車台)の一部で、複数の部品を一つにまとめる提案に注力する。2026年以降に電気自動車(EV)などで採用を目指す。全体で部品数を現在に比べ最大3割減らし、軽量化につなげる。業界全体でダイカストにより大型アルミ部品を造る生産技術「ギガキャスト」の開発が進み、プレス部品に影響が及ぶ懸念がある。プレス部品でギガキャストに匹敵できるよう競争力を磨く。