【夏のボーナス】先輩が給料の2~3割を貯金するといいよと言っていました。ボーナスも同じでいいですか?

AI要約

ボーナスの使い道や貯金額についての悩みや適切な割合について解説。

夏のボーナスの支給額や使い道、貯金したい割合に関する調査結果を示す。

貯金は老後の生活や将来の備え、万が一のときの蓄えなどに重要とされる傾向がある。

【夏のボーナス】先輩が給料の2~3割を貯金するといいよと言っていました。ボーナスも同じでいいですか?

毎月の給料から一定額をためているけれど、ボーナスの使い道を貯金にするべきか悩む人も多いのではないでしょうか。また、ボーナスを貯金するにしても、支給金額の何割が適切なのか気になる人もいることでしょう。

本記事では、ボーナスの平均支給額をはじめ、どのように使っているのかについて解説します。その他にも、夏のボーナスの貯金額の割合を判断する方法もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

一般財団法人労務行政研究所が行った「東証プライム上場企業の2024年 夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」によると、2024年夏季賞与の妥結額は図表1のとおりです。

【図表1】

※一般財団法人労務行政研究所「東証プライム上場企業の2024年 夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」より作成

いずれの産業も前年度と比べて4.0~4.5%の増加に転じています。また、支給月数の水準は、全産業112社の平均が2.64ヶ月となり、 最高月数は5ヶ月、最低月数は1.40ヶ月とのことです。

ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングが3000人を対象に実施した「第60回 Ponta消費意識調査」によると、夏のボーナスの使い道は「貯金・預金」が1位とのことです。

「貯金・預金」が1位になるのは11年連続で、その他の使い道として宿泊を伴う旅行、食品や外食といったものが挙げられています。

なお、同調査では夏のボーナス支給金額が「増える・増える見込み」と回答した人は53.6%、「減る・減る見込み」と回答した人は31.4%でした。

■貯金と貯蓄の用途は老後生活への備え

同調査にて、夏のボーナスの用途を決めている人は約4割です。そのうち割合がもっとも高いのは「老後の生活への備え」が63.0%、続いて「将来の消費への備え(住宅購入、子どもの学費など)」の37.2%、「収入の変化への備え」が35.3%、「病気や災害への備え」が25.8%でした。

夏のボーナスを趣味などに使うのではなく、老後生活やライフプランに備えたり、万が一のときの蓄えにしたりするなど、将来のことを考えて貯金する人が多いことが調査から把握できます。

■約6割が支給金額の半分以上を貯金・預金したいと考えている

夏のボーナスの使い道を「貯金・預金」と回答した人のうち、支給金額のどれくらいを貯金したいと考えるかについての割合は以下の通りです。

・25%未満を貯金したい:13.9%

・25%以上~50%未満を貯金したい: 28.9%

・50%以上~75%未満を貯金したい: 24.2%

・75%以上を貯金したい: 33.0%

貯金は給料の2~3割が理想という声があるものの、夏のボーナスをどのくらい貯金すればよいという正確な答えはありません。適切な使い道を検討して、貯金するのであれば無理のない範囲内におさえるのがベストでしょう。