[ライトの曇り]は[車検]NG!? 2024年8月から一部地域でロービーム検査が本格導入

AI要約

2024年の8月から車検でのライトのロービーム検査が必須となる。ロービーム検査は厳しくなり、曇りや黄ばみがあると不合格の可能性が高まる。

ライトの曇り取りはカー用品やコーティングショップで行える。急いでライトを交換する必要はない。

ロービーム検査は地域によって実施時期が異なる。北海道、東北、北陸信越、中国地方は2024年8月から、関東や中部は2026年8月から実施。

[ライトの曇り]は[車検]NG!? 2024年8月から一部地域でロービーム検査が本格導入

 長年同じクルマに乗り続けていると、気になってくるのがヘッドライトの曇りや黄ばみ。愛車のライトが気になる人は対策を練ったほうがいいかもしれない。2024年の8月から、車検でのライトのロービーム検査が必須となるのだ。今までハイビーム検査でもOKだったのに、どんな検査されるの!?

※本稿は2024年6月のものです

文:角田伸幸/写真:ベストカー編集部、AdobeStock(トップ画像=telkamix@AdobeStock)

初出:『ベストカー』2024年7月10日号

 クルマのヘッドライトが黄ばんだり、曇っている人は注意だ。2024年の8月から、車検でライトのロービーム検査が必須となるのだ。

 これまでもロービーム検査は行われていたのだが、「やむを得ない場合はハイビーム検査でよい」という除外規定があった。ハイビーム検査はもっぱら光量チェックだから、ロービーム検査よりも容易に合格することができたのだ。

 8月から、この除外規定が撤廃される。ロービームでは色や光量のほか、対向車のまぶしさ対策である「カットオフライン」という配光特性が厳しくチェックされるため、ライトが曇っていると、不合格となる可能性が高まるわけだ。

 すぐさまライト交換などを考える必要はない。最近はカー用品でもライトの曇りを取るケミカル用品が売られているし、コーティングショップなどでもライトの曇り取りがメニューに設定されている。

 最後にロービーム検査には地域によって差があることも伝えておこう。2024年8月から実施されるのは北海道、東北、北陸信越、中国地方のみ。関東や中部などは2年猶予があり、2026年8月からの実施となる。