ルーマニアにロシアの無人機破片、意図的な攻撃の兆候ないとNATO

AI要約

ルーマニア政府は自国領土でロシアのドローンの破片を発見し、ロシア軍がウクライナに向けて長距離ドローンを発射している状況が続いている。

ウクライナ空軍はロシアのドローン25機を破壊し、3機はルーマニアとの国境を越えた後に消えたと報告されている。

これらの攻撃はルーマニアとウクライナの国境地域で続いており、NATOは意図的な攻撃の兆候はないと述べている。

[キーウ 25日 ロイター] - ルーマニア政府は25日、自国領土でロシアのドローン(無人機)の破片を発見したと発表した。ロシア軍は夜間にウクライナに向けて38機の長距離ドローンを発射しており、北大西洋条約機構(NATO)は加盟国への意図的な攻撃の兆候はないとした。

ウクライナ空軍司令官は対話アプリのテレグラムで、ロシアのドローン25機を破壊したと述べた。また、3機は「ルーマニアとの国境を越えた後に消えた」という。

ルーマニア国防省は、2夜連続で攻撃があったウクライナ南部の港湾都市イズマイルからドナウ川を隔てたプラウル村付近で、ロシアのドローンの破片が発見されたと発表した。

NATOの報道官は「加盟国領土へのロシアによる意図的な攻撃を示す情報はないが、これらの行為は無責任で危険をはらんでいる」と声明で述べた。

ルーマニアはウクライナと650キロにわたり国境を接しており、過去1年間に何度も、ロシアのドローンの破片が領内で見つかっている。