空自、独空軍と高度な訓練 「経験の幅広がった」

AI要約

航空自衛隊とドイツ空軍による共同訓練「ニッポン・スカイズ24」が千歳基地で開催された。

訓練では対空戦闘や要撃訓練が行われ、空自から独側に燃料の補給も行われた。

日独関係の強化や両軍の経験の幅が広がったとして、両司令官が協力の重要性を強調した。

空自、独空軍と高度な訓練 「経験の幅広がった」

航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)を拠点に展開されている航空自衛隊とドイツ空軍との共同訓練「ニッポン・スカイズ24」取材のため23日、入間基地(埼玉県狭山市、入間市)から自衛隊機で千歳入りした。

共同訓練は2022年9月以来。独空軍の「ユーロファイター」3機と空自のF15戦闘機4機が参加、対空戦闘訓練や要撃訓練といった高度な訓練が行われたほか、空自から独側に燃料の補給も行われた。

鈴木康彦航空総隊司令官は記者会見で「訓練で両国関係は強化され、経験の幅が広がった」と語り、ドイツ空軍のインゴ・ゲアハルツ総監も「日独の関係はいかに緊密か、世界に知らしめた」と信頼を寄せた。

会見に先立って行われた歓迎会では、ゲアハルツ総監が2年ぶりに再び日本を訪れることが出来た喜びと前回、富士山をバックに空自機と編隊で飛んだ思い出などを披露した。

ドイツ空軍と空自との訓練は25日まで行われる予定。

(写真報道局 酒巻俊介)