ナスダック第2四半期売上高・利益は予想超え、フィンテックが好調

AI要約

米取引所運営会社ナスダックは第2・四半期決算で市場予想を上回る売上高と利益を記録し、特にフィンテック関連収入が好調だった。

上場企業数が前年を上回り、経営者は新規株式公開(IPO)の勢いがさらに強まると示唆。

第2・四半期の米国株の出来高と株式オプション売買高が増加した。

ナスダック第2四半期売上高・利益は予想超え、フィンテックが好調

Jaiveer Shekhawat

[25日 ロイター] - 米取引所運営会社ナスダックが25日発表した第2・四半期決算は、売上高と利益がいずれも市場予想を超えた。トレーダー向けに提供している法令順守や金融犯罪防止を支援する商品の力強い需要が追い風になった。

純売上高は前年同期比25%増の11億6000万ドル、調整後1株利益は0.69ドル。LSEGのデータに基づくアナリスト予想平均は11億3000万ドルと0.64ドルだった。

特にフィンテック関連収入は79%増の4億2000万ドルという好調ぶり。オッペンハイマーのアナリスト、オーウェン・ロー氏も「フィンテックの収入が想定以上だったことが全体の業績が予想を超える主な原動力になった」と指摘した。

第2・四半期にナスダックへ上場した企業は84社で、前年同期の62社を上回った。アデナ・フリードマン最高経営責任者(CEO)は、来年前半には新規株式公開(IPO)の勢いがさらに強まるとの見通しを示した。

ナスダックにおける第2・四半期の米国株の出来高は1193億株、株式オプション売買高は4210万株で、それぞれ前年同期の1137億株と3920万株から増加した。