東京のベッドタウン「埼玉」では共働きが当たり前?埼玉県在住の高校生ですが、母親が「専業主婦」だと友達に言うと驚かれます…

AI要約

埼玉県における女性の就労率や世帯所得に関するデータを紹介。

埼玉県の女性の就業状況や再就職意向についての調査結果。

専業主婦の割合が少ない埼玉県で、女性の社会進出が進んでいる状況。

東京のベッドタウン「埼玉」では共働きが当たり前?埼玉県在住の高校生ですが、母親が「専業主婦」だと友達に言うと驚かれます…

女性の社会進出や世帯所得の減少などにより、近年は共働き世帯が増加傾向にあります。東京都のベッドタウンとして発展する街が多い埼玉県でも共働き世帯が多いイメージがあるようですが、実際のところ夫婦共に就労している世帯がどのくらいの割合で存在しているのか、よく知らないという人も多いでしょう。

本記事では、埼玉県における女性の就労率を始め、年齢階級別の世帯年収や女性の平均年収についても詳しくご紹介します。

埼玉県が令和3年に実施した「女性活躍推進に関する意識・実態調査(女性と就労)」によると、女性の就業状況は「仕事に就いている(派遣/契約社員・職員、パート・アルバイト)」と答えた人の割合が34.3%、「仕事に就いている(正社員・正規職員、自営業・経営者等)」と答えた人の割合が28.0%となっています。

そして「以前は仕事に就いていたが現在は働いていない」という人が35.1%、「仕事に就いたことがない」という人が2.7%という結果です。

「以前は仕事に就いていたが現在は働いていない」と回答した人に仕事を辞めた理由を聞いたところ「自分の都合(健康上の理由など)」が最も多く、次いで「出産のため」「結婚のため」「家族の都合(転居など)」が挙げられています。また、再就職については「働くつもりはない」が46.9%、「いつかは働きたい(時期未定)」が38.9%、「働くつもりである」が14.1%を占めています。

今回の事例では、埼玉県に住んでいて「母親が専業主婦だと周りから驚かれる」ということです。実際には就労していない女性が4割近くいるようなので、そのすべてが専業主婦に該当しないにしても、驚かれるほど少なくはないと考えられます。

厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、2022年の1世帯あたりの平均所得は524万2000円ということです。世帯主の年齢階級別にみた1世帯あたりの所得の状況は表1のようになっています。

表1