6月の企業向けサービス価格指数3.0%上昇 およそ33年ぶりの高い伸び率

AI要約

6月の企業向けサービス価格指数は、前年比3.0%上昇し、消費税率引き上げの影響を除くと33年ぶりの高い伸び率となった。

日銀の発表によると、幅広い分野で人件費の上昇分がサービス価格に反映され、特に「宿泊サービス」が26.8%も上昇している。

インバウンド需要や人流の回復が追い風になり、サービス価格の上昇を後押ししている状況である。

企業間で取引をするサービスの値動きを示す6月の企業向けサービス価格指数は、去年の同じ月と比べて3.0%上昇しました。消費税率引き上げの影響を除くと、およそ33年ぶりの高い上昇率です。

日銀がきょう発表した6月の「企業向けサービス価格指数」は、2020年の平均を100とした指数で107.1となり、去年の同じ月と比べて3.0%上昇しました。

これは、消費税率引き上げの影響があった期間を除くと、1991年以来、32年10か月ぶりの高い伸び率です。

幅広い分野で人件費の上昇分がサービス価格に上乗せされたためで、堅調なインバウンド需要や人流の回復を追い風に、「宿泊サービス」は1年前と比べて26.8%アップと、特に高い上昇でした。