米6月新築住宅販売、前月比0.6%減の61.7万戸 7カ月ぶり低水準

AI要約

米国の新築一戸建て住宅販売戸数が低水準となったことが発表された

住宅ローン金利と価格の上昇が需要を圧迫し、市場の回復鈍化が示唆された

地域別のデータや住宅価格、在庫に関する情報も報告された

米6月新築住宅販売、前月比0.6%減の61.7万戸 7カ月ぶり低水準

[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が24日発表した6月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.6%減の61万7000戸と、昨年11月以来7カ月ぶりの低水準となった。ロイターがまとめた市場予想は64万戸だった。

住宅ローン金利と価格の上昇が需要を圧迫し、第2・四半期の住宅市場の回復鈍化が改めて示唆された。

5月の販売戸数は62万1000戸と、前回発表の61万9000戸から上方改定された。

6月の販売戸数は前年同月比で7.4%減少した。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、30年固定金利住宅ローン金利の平均は5月初めに6カ月ぶりの高水準まで上昇し、7.22%を記録したが、先週は6.77%と4カ月ぶりの低水準となった。

6月の地域別は、北東部で7.7%、中西部で6.9%、それぞれ減少した。一方、西部では1.4%、南部で0.3%、それぞれ増加した。

6月の新築住宅価格の中央値は41万7300ドルと、前年比0.1%下落した。

6月末時点の新築住宅の在庫は47万5000戸と、5月の47万2000戸から増えた。

6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は9.3カ月。5月は9.1カ月だった。