海外での高級時計の買い付けで「バイヤー」とトラブルになっていた、(株)FORTUNEが破産手続き開始

AI要約

(株)FORTUNEは破産手続き開始決定を受け、破産管財人が選任された。

当社は高級時計の買い付けをバイヤーに依頼し、支払いトラブルから負債を抱える事態に陥った。

60名以上の債権者がいると見られ、負債額は6億円以上と推定される。

 (株)FORTUNE(TDB企業コード:678059202、資本金100万円、東京都渋谷区代々木4-54-14、代表小田麻乃氏)は、7月17日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には実野現弁護士(実野現法律事務所、東京都新宿区新宿5-4-1、電話03-5312-6810)が選任されている。債権届け出期間は8月14日まで。

 

 当社は、2021年(令和3年)5月に設立された。「海外で高級時計を買い付ければ報酬がもらえる」とうたった求人広告で、個人の「バイヤー」を募集。バイヤーが自分名義のクレジットカードを利用し、海外で買い付けてきたロレックスなど高級腕時計の代金に加え、その5~6%分の報酬を支払うことを約束していた。

 しかし、2023年の11月下旬以降、バイヤーに対する支払いが滞る事態に陥ったことで、多額のカード債務を負うことになったバイヤーが続出するなどトラブルが発生。当社取締役が今月10日までに東京地裁へ準自己破産を申し立てていた。

 負債は現在調査中だが、バイヤーなど債権者は少なくとも60名以上とみられ、負債額は6億円以上とみられる。