日本製鉄、中国大手との自動車鋼板合弁を解消 中国事業は7割縮小

AI要約

日本製鉄は中国の鉄鋼大手・宝山鋼鉄(宝鋼)との自動車向け鋼板の合弁事業解消を発表した。

日系自動車メーカーが競争激化により苦戦しており、日鉄は中国事業を大幅に縮小する決定をした。

合弁会社は2004年に設立され、当初は中国市場で高級鋼板を手がける数少ない鋼材メーカーだった。

日本製鉄、中国大手との自動車鋼板合弁を解消 中国事業は7割縮小

 日本製鉄は23日、中国の鉄鋼大手・宝山鋼鉄(宝鋼)との自動車向け鋼板の合弁事業を解消する、と発表した。供給先の日系自動車メーカーが現地での競争激化によって苦戦しており、日鉄は中国事業の大幅な縮小に踏み切る。合弁会社は日鉄グループが中国で生産する鋼材量の約7割を手がけている。

 合弁会社は2004年、主に中国で現地生産する日系自動車メーカーに鋼材を供給するために設立された。当初は、中国市場で自動車用の高級鋼板を手がける数少ない鋼材メーカーだった。