日立、空調事業を独ボッシュに売却 合弁持ち分14億ドルで

AI要約

日立製作所が保有する空調事業合弁会社の持ち分をボッシュに売却することを発表。

売却額は14億ドルで、ボッシュが株主となる新会社とブランドライセンス契約を締結。

売却に伴い2026年3月期の連結決算に約1250億円の事業再編等利益を計上する見込み。

日立、空調事業を独ボッシュに売却 合弁持ち分14億ドルで

Shiho Tanaka

[東京 23日 ロイター] - 日立製作所は23日、保有する空調事業合弁会社の持ち分を合弁パートナーの米社と共に独自動車部品大手ロバート・ボッシュに売却すると発表した。売却額は14億ドル。ボッシュが株主となる新会社とブランドライセンス契約を締結し、新たなパートナーシップを構築する。

今回の取引に伴い、2026年3月期の連結決算に事業再編等利益として約1250億円を計上する見込み。

空調事業会社は子会社の日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)と米ジョンソン・コントロールズ・インターナショナルとの合弁で、今回、日立GLSは40%保有する合弁会社の全株式をボッシュに売却する。

合弁会社の業務用空調機器の開発・製造拠点である清水事業所は日立GLSが取得し、日本国内の事業を一本化して運営する。

今後、競争法などに基づき許認可を経て、26年3月期第1・四半期までに取引を実施する予定。