日鉄、宝山鋼鉄と合弁事業解消 中国EV台頭、日本車販売苦戦

AI要約

日本製鉄が中国鉄鋼大手の宝山鋼鉄との合弁事業を解消することが23日、分かった。日鉄と宝山鋼鉄は2004年に自動車用鋼板を製造販売する合弁会社を設立し、20年の合弁契約が今夏に終了する前に解消する方針を固めた。

中国の自動車市場では電気自動車(EV)の台頭により日本メーカーが苦戦し、成長が見込めない状況と判断された。日鉄は1970年代に日中経済協力の象徴として中国に技術協力をし、中国鉄鋼産業の近代化に貢献した歴史がある。

合弁解消の背景には、中国の自動車市場の変化や日本メーカーの競争力が影響しているとみられる。日鉄の今後の展開や中国との関係性が注目される。

 日本製鉄が中国鉄鋼大手の宝山鋼鉄との合弁事業を解消することが23日、分かった。中国の自動車市場では電気自動車(EV)台頭によって日本のメーカーは販売が苦戦しており、成長が見込めないと判断したとみられる。

 日鉄と宝山鋼鉄は2004年、自動車用鋼板を製造販売する合弁会社を設立した。合弁契約の期間は20年で、今夏に期限を迎えるのを前に、日鉄は合弁を解消する方針を固めた。

 日鉄は1970年代、日中経済協力の象徴として中国に技術協力し、中国鉄鋼産業の近代化に貢献した。