日鉄、ポンペオ氏をアドバイザーに トランプ前政権閣僚=BBG

AI要約

日本製鉄が、米鉄鋼大手USスチール買収に向け、トランプ前米政権のポンペオ氏をアドバイザーに起用。

USスチール買収計画には、反対意見が多数あり、ポンペオ氏の起用に関する文書を発表。

ポンペオ氏は、自国製造基盤の拡充を支持し、トランプ政権関係者も買収を支持する声明を出している。

日鉄、ポンペオ氏をアドバイザーに トランプ前政権閣僚=BBG

[20日 ロイター] - 日本製鉄が、米鉄鋼大手USスチール買収に向け、トランプ前米政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏をアドバイザーに起用したと、ブルームバーグ(BBG)通信が20日伝えた。

日鉄のUSスチール買収計画については、全米鉄鋼労組(USW)が反対しているほか、バイデン大統領やトランプ氏も反対姿勢を示している。

BBGによると、日鉄は文書でポンペオ氏起用を確認し、同氏の功績を称賛した。日鉄が提供したステートメントでポンペオ氏は、米国が同盟国と連携し自国の製造基盤を拡充すべきと述べた。

トランプ前政権関係者では、トランプ氏が大規模減税策定で助言を求め、連邦準備理事会(FRB)理事候補にも指名した(本人が辞退)スティーブン・ムーア氏が、日鉄のUSスチール買収は米国の労働者と鉄鋼業界全体に恩恵をもたらすと指摘するリポートを先週公表したとBBGは伝えた。