68歳、厚生年金に入っている会社員。今年退職予定なら「高年齢求職者給付金」はどれくらいもらえる?

AI要約

高年齢求職者給付金の受給条件や手続きについて詳しく説明されています。

給付金の額や支給タイミングについても具体的に記載されています。

必要な書類や注意点についても細かくまとめられています。

68歳、厚生年金に入っている会社員。今年退職予定なら「高年齢求職者給付金」はどれくらいもらえる?

68歳で厚生年金に加入している会社員の中には、今年退職を予定している人がいるかもしれません。その中で高年齢求職者給付金がどのくらい受け取れるか気になる人もいるでしょう。

今回は高年齢求職者給付金の額がどのくらいになるかをご紹介します。あわせて、受けられる条件や手続きに必要なもの・注意点もまとめました。

高年齢求職者給付金の額は、被保険者期間が1年未満か1年以上かで異なります。具体的な給付金額は、以下の通りです。

・1年未満:30日分の基本手当

・1年以上:50日分の基本手当

ハローワーク(公共職業安定所)・長野労働局「雇用保険の高年齢求職者給付金を受けようとする方へ……」によると、「基本手当の日額は、原則として離職の日の直前6か月間の毎月きまって支払われる賃金の1日当たりの額を別に定められている基本手当の計算方法にあてはめて決められます。」と記載されています。

なお、ボーナスの額は含まれないため注意が必要です。給付金の支給タイミングは、失業認定された日を起算日として、7日以降に振り込まれるようです。

高年齢求職者給付金を受けるには、前提として以下の条件を満たさなければなりません。

・65歳以上の高年齢被保険者であること

・離職の日以前1年間に賃金支払い基礎日数が11日以上の月が6ヶ月以上あること

上記2点を満たしたうえで「失業の状態」にあるときに支給されます。失業の状態とは「就職の意思があり働くことができる能力や環境を有しているにもかかわらず、職業に就けず、積極的に就職活動を行っている状況」です。

家事に専念する場合や家業に従事する場合、病気やけがなどですぐに働けない場合は該当しないようなので、注意しましょう。

高年齢求職者給付金を受けるには、以下のものが必要です。

・離職票

・マイナンバーカード

・写真1枚(縦3.0センチ×横2.4センチ)

・本人名義の預金通帳(一部の金融機関を除く)

・船員保険失業保険証および船員手帳(船員だった場合のみ)

もしマイナンバーカードを持っていない場合は、個人番号を確認できる書類+本人確認書類の提出が求められるようです。また、金融機関によっては振込先として指定できない場合もあるようなので、注意してください。