もはや「頭を使う仕事」は厳しい…?50代以降で「早期退職する人」におすすめできない「3つの仕事」

AI要約

企業が早期、希望退職を募る動きが増えており、退職者数が急増していることを示唆。

退職の背景や影響についての考察を行い、中高年が転職する際に避けたほうがいい仕事について説明。

50代以降のサラリーマンが転職する際の注意点について、具体的な仕事や職種を挙げた指摘。

もはや「頭を使う仕事」は厳しい…?50代以降で「早期退職する人」におすすめできない「3つの仕事」

早期退職、希望退職を募る企業が増えている。2月に資生堂が早期退職を1500人、4月にオムロンが希望退職者を1000人募集。直近では7月にシャープの子会社が500人の早期退職者を募集することを発表して話題となった。

東京商工リサーチによると、上場企業の2024年1~6月に募った早期、希望退職者数は5364人。前年同期に比べて3.6倍も増えており、年間1万人ペースで急増している。

黒字企業が割高な給与の中高年に辞めてもらい、浮いた人件費で若い労働者を確保するケースも目立っている。固定費を削減し、業績が悪化する前に構造改革を進める企業も多く、退職金の割り増しなどの優遇措置を受けて退職する人も増えている。

昨今の人手不足で、「辞めても次の仕事がある」という背景もあって、リーマンショック後のリストラが多発した時期に比べれば、世相に悲壮感は漂っていない。

しかし、“仕事はある”と言っても、希望の職種に就けるかどうかは、別問題である。50歳前後であれば、年金を受け取るまで、まだまだ働かなくてはいけない。一方、20~30代に比べれば若くはないので、待遇面で希望通りの仕事に就くことも、難しい年齢と言える。

気持ちだけは若く、「まだまだ働ける」と思っていても、実際に転職してみると、今までのように結果を残すことができない人も少なくない。妥協した職場を選んでしまい「こんな仕事はしたくなかった」と後悔する人や、想定以上のストレスで心が病んでしまう人など、早期退職の“その後”でしくじるケースは思いのほか多い。

今回、経営コンサルタントとして、多くの職場環境をみてきた観点から、50代以降のサラリーマンが転職する際、「避けたほうがいい仕事と職種」について、考察してみたいと思う。私自身、一般企業に勤めていれば、早期、希望退職者になりうる54歳という年齢ということもあり、自覚している体力面、能力面を加味しながら、検証していきたい。

まず、早期、希望退職した中高年の場合、次の3つの仕事に関しては、可能な限り避けたほうがいいだろう。

・頭を使う仕事

・気を使う仕事

・大変な仕事

1つずつ詳しく説明していこう。