急速な「円高・米ドル安」に連れて、豪ドルの対円レートは下落 ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】

AI要約

豪ドルの対円レートは2週間で下落した。

豪州3年国債利回りも低下した。

米国の経済動向が豪ドルや国債利回りに影響を与えている。

急速な「円高・米ドル安」に連れて、豪ドルの対円レートは下落 ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2024年7月2日~2024年7月16日のオーストラリアマーケット動向について解説します。

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、下落しました。7月3日に発表された豪州の6月の小売売上高が市場予想を上回り、追加利上げ観測が強まったため、豪ドルの対円レートは上昇しました。しかし11日に発表された米国の6月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回るインフレの鈍化を示したことや、同日の11日と翌12日には日銀による為替介入とみられる動きにより、急速に円高米ドル安となったことに連れて、豪ドルの対円レートは下落しました。

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、低下しました。7月5日に発表された米国の6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数と賃金の伸びが鈍化し、失業率は上昇しました。そのため、米国の早期利下げ観測が強まり、米国国債利回りが低下したことに連れて、豪州3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。その後も米国の6月のCPIによって、米国のインフレの鈍化が示され、米国の早期利下げ観測がさらに強まり、米国国債利回りの低下に連れ、豪州3年国債利回りは低下しました。

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