ECB、予想通り金利据え置き 次の措置への指針示さず

AI要約

欧州中央銀行は政策金利を据え置き、域内の物価圧力が高止まりしていることを示唆。

企業収益が物価圧力を一部吸収しているが、追加利下げには証拠が必要。

ラガルド総裁が会見を行うことが予定されている。

ECB、予想通り金利据え置き 次の措置への指針示さず

Balazs Koranyi Francesco Canepa

[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は18日、主要政策金利を予想通り据え置いた。域内の物価圧力は依然として高く、インフレ率は来年までECB目標を上回るとして、次の動きについて示唆を与えなかった。

ECBは、企業収益は物価圧力の一部を吸収しているが、リスクは残っており、追加利下げに踏み切るには一段の証拠が必要とし、バランスの取れたメッセージを示した。

声明ではは「これまでの情報は、中期的なインフレ見通しに関する理事会の前回の評価をおおむね支持している」と指摘。「域内物価圧力は依然高く、サービスインフレは高止まり、総合インフレは来年に入っても目標を上回る可能性が高い」との見方を示した。

その上で、「理事会は引き続き、データ次第で会合ごとに適切な水準と制限的期間を決定する」とした。

この後、ラガルド総裁が会見する。