インドネシア中銀、政策金利据え置き 予想通り

AI要約

インドネシア中央銀行は主要政策金利を6.25%に据え置くことを決定。

エコノミストの予想通り、政策金利が据え置かれた。

中央銀行はルピア相場の管理とインフレ率の安定を目指し、政策を展開。

[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシア中央銀行は17日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を6.25%に据え置くことを決めた。現在の金利水準は、インフレ抑制とルピア相場の変動を管理するための取り組みと整合的だとした。

ロイター調査でも35人のエコノミスト全員が据え置きを予想していた。他の政策金利も据え置いた。

ペリー・ワルジヨ総裁は決定について、2024年と25年のインフレ率が目標範囲内に収まることを確実にすると説明。短期的な政策の焦点は、ルピア相場押し上げと資金流入の加速に向けられると述べた。

ルピアは今年に入り、ドル高や、10月に発足する次期政権下での財政健全性に対する投資家の懸念から、弱含みで推移している。

インドネシア中銀は、通貨・債券市場への介入を含め、ルピアのボラティリティー管理に注力している。インフレ率は昨年半ば以降、既に目標範囲内に収まっている。