欧州委、独VW・BMWの中国製EV輸入関税引き下げも=関係筋

AI要約

欧州委員会がVWとBMWの中国製EVに関税引き下げを検討中

関税は最大37.6%から20.8%に引き下げる可能性がある

欧州委が中国製EV関税について秋まで最終決定を下す予定

欧州委、独VW・BMWの中国製EV輸入関税引き下げも=関係筋

Christina Amann

[ベルリン 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は、ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とBMWの中国製電気自動車(EV)について、輸入関税の引き下げを検討する可能性を示唆している。2人の関係者が明らかにした。

両社を協力企業に分類することで、最大の37.6%から20.8%に引き下げる意向という。

BMWの中国製EV「ミニ」とVWの「クプラ・タバスカン」は、関税発表に向けた欧州委のサンプル分析に含まれていなかったため、自動的に最高水準の関税適用の対象となる。

欧州委は2社と合意すれば、関税について初めて妥協することになる。

EUの関税を巡っては中国が報復を警告しており、ドイツなどの自動車業界は反対している。

関係者はまだ最終的に決定されていないと述べた。VWはコメントを控えた。BMWからのコメントは得られていない。

欧州委は現行の暫定的な関税について、秋までに最終的な決定を下す。