米金融大手が決算、4社が増益 高金利の長期化で警戒感も

AI要約

米金融大手6社の2024年4~6月期決算が16日、出そろい、4社の純利益が前年同期と比べて増加した。主力の投資銀行業務が復調したゴールドマン・サックスの純利益は2.5倍に増加した。

主要金融機関の中でJPモルガン・チェースが25%増の181億ドルと過去最高益を更新し、他社も増益を記録。しかし、将来の見通しには不透明感が漂い、警戒感も高まっている。

ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカなど一部の会社は減益となったが、全体的には良好な業績を示している。

 【ニューヨーク共同】米金融大手6社の2024年4~6月期決算が16日、出そろった。4社の純利益が前年同期と比べて増加。主力の投資銀行業務が復調したゴールドマン・サックスの純利益は2.5倍だった。もっとも高金利の長期化を背景に先行きには不透明感も漂い、警戒感もくすぶっている。

 JPモルガン・チェースは25%増の181億ドル(約2兆9千億円)と過去最高益を更新した。ゴールドマンは2.5倍の30億ドル。モルガン・スタンレーは41%増の30億ドル、シティグループは10%増の32億ドルだった。

 ウェルズ・ファーゴは1%減の49億ドル。バンク・オブ・アメリカは7%減の68億ドルだった。