ピムコ、モルガン・スタンレーMUFGの川井氏採用-日本マクロ担当

AI要約

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が、日本でマクロトレーディングが復活しつつある今、モルガン・スタンレーMUFG証券から川井竜太氏をポートフォリオマネジャーとして採用した。

川井氏は金利と通貨のデリバティブ取引で20年以上の経験があり、日本のマクロと相対価値戦略に注力する予定である。

日本銀行が17年ぶりに利上げを実施し、日本資産の取引が活気づいている中、川井氏はピムコのアジア太平洋共同運用統括責任のロバート・ミード氏と正直知哉氏の指揮下に置かれることとなった。

(ブルームバーグ): パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、日本でマクロトレーディングが復活しつつある今、モルガン・スタンレーMUFG証券から川井竜太氏をポートフォリオマネジャーとして採用した。

ブルームバーグが入手した社内文書によると、川井氏は直近ではモルガン・スタンレーMUFG証券の債券デリバティブ・金利トレーディングチームでエグゼクティブディレクターを務めていた。ピムコでは日本のマクロと相対価値戦略に注力する。文書によると、同氏は金利と通貨のデリバティブ取引で20年以上の経験があり、以前はシティグループとドイツ銀行でも勤務したという。

日本銀行が17年ぶりに利上げを実施したことで、日本の債券市場と円への関心が高まり、日本資産の取引は活気を取り戻している。日銀は今年後半にも2回目の利上げを実施するとの観測が根強く、日本資産の取引を活発化させるとともに、専門知識を持つ人材への需要を高めている。

川井氏は、ピムコのアジア太平洋共同運用統括責任のロバート・ミード氏と正直知哉氏の直属となる。

原題:Pimco Hires Kawai From Morgan Stanley MUFG for Japan Macro(抜粋)

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