クロマグロ国際会議が最終日 日本の漁獲枠獲得が焦点、北海道

AI要約

太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議で、2025年以降の漁獲枠拡大をめぐる交渉が最終日に入った。

日本は大型魚と小型魚の漁獲枠を増やす提案をしており、最大限の増枠獲得を目指している。

現在の漁獲枠は日本が大型魚で5614トン、小型魚で4007トンとなっている。

 太平洋クロマグロの資源管理を話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)北小委員会などの国際会議は16日、最終日を迎えた。資源量の回復傾向を受け、2025年以降の漁獲枠拡大で合意できるかどうかが焦点。日本は大型魚の漁獲枠で2.31倍、小型魚で30%増を提案しており、最大限の増枠獲得を目指して交渉を続けた。

 会議は北海道釧路市で開かれ、結果は16日午後に判明する。

 現行の全体の年間漁獲枠は30キロ以上の大型魚が7609トン、30キロ未満の小型魚が4725トン。このうち日本は大型魚が5614トン、小型魚が4007トン。

 12月のWCPFC年次会合で日本を含めた漁獲枠を正式決定する。