【独自】華麗に泳ぐ2頭のイルカ 水中から鳴き声のワケは?イルカ特有のコミュニケーションか 愛知・三河湾

AI要約

愛知・三河湾で、2頭のイルカが船に並走しながら楽しそうに泳ぎ、鳴き声を出していた。

イルカの出現はこの地域では非常に珍しい。

撮影されたイルカは頭の上の噴気孔から音を出していたことが専門家によって解説された。

【独自】華麗に泳ぐ2頭のイルカ 水中から鳴き声のワケは?イルカ特有のコミュニケーションか 愛知・三河湾

愛知・三河湾で気持ちよさそうに泳ぐ2頭のイルカがカメラにとらえられた。

イルカたちは、穏やかな水面を華麗にジャンプし、船に並走しながら楽しそうな鳴き声を出していたという。

この地域で、イルカが出現することは非常に珍しいという。

愛知・三河湾で、船に並走して、気持ちよさそうに泳ぐ2頭のイルカが撮影された。

イルカは、撮影者の男性がクルージングを楽しんでいたところ、突如現れた。

撮影者は、当時の様子について、「イルカが来るという、そういう想像もしていなかったもんですから」と語り、まさかの光景に驚いた様子だった。

実は、撮影されたイルカが、この地域で目撃されるのは非常に珍しいことだという。

男性は、「初めてですね、皆さんに聞いてもこういうことは経験がないということで…」と語る。

男性は約20分間にわたり、予想もしなかったイルカとのクルージングを楽しんだという。

男性はイルカを眺めているうちに、1つ気になったことがあったという。

「鳴き声もキュッキュッというような声が聞こえたもんですから、イルカってこういう鳴き声するんだなと思って。どこから声を出すのかなと」と思ったという。

映像では、確かにイルカが 「キュッ!キュッ!」と、まるで「遊んでほしい」と言わんばかりに鳴いていた。

鯨類の専門家である日本鯨類研究所の加藤秀弘顧問聞いてみると、返ってきたのは意外な答えだった。

加藤さんは、声のメカニズムについて、「簡単に言うと鼻なんですよね。(イルカの)のどには声帯がないですから。頭のてっぺんに鼻の穴があるんですけど、鼻の穴から出しているという音なんですね」と話す。

なんと、鳴き声を発していたのは口ではなく、頭の上にある「噴気孔(ふんきこう)」と呼ばれる穴から、器官を震わせ音を出しているのだという。

また、イルカが鳴き声を上げた理由については、「“エコロケーション”といってですね、声を出して、物までの距離だとか、角度とか分かるんですけど。『おや、なんだろう』っていうような感じで、好奇心をくすぐられたんでしょうね」と推測している。

(「イット!」 7月9日放送より)