良品計画株が一時9%超高、通期上方修正を好感

AI要約

良品計画の株価が大幅に反発し、2024年8月期通期の連結業績見通しの上方修正を発表して好感されている。

営業利益が前期比59.9%増の530億円に引き上げられ、アナリスト予想を上回る結果となった。

国内では生活雑貨の売り上げが好調で、円安が業績に寄与している。

良品計画株が一時9%超高、通期上方修正を好感

[東京 16日 ロイター] - 16日の株式市場で、「無印良品」などを展開する良品計画が大幅に反発し、一時9%高となる2902円の高値をつけた。年初来高値を更新し、2018年12月以来の株価水準となった。12日、2024年8月期通期の連結業績見通しの上方修正を発表し、好感されている。足元は5%超高の2790円台。

市場では「小売全般は消費者の節約志向のほか、インフレや円安の悪影響を受けるとされていたが、予想を上回る内容だった。サプライズ決算で買われている」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれる。

営業利益は従来の480億円から前期比59.9%増の530億円へ引き上げた。IBESがまとめたアナリスト13人のコンセンサス予想の平均値490億円を上回った。国内ではスキンケアや日用消耗品等の生活雑貨の売り上げが好調だったほか、円安に振れた為替が寄与した。