東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…日経平均株価〈1,000円超下落〉の売り相場で「ストップ高」をつけた2銘柄【昨日の株価】

AI要約

株式市場での個別株の騰落率ランキングが発表され、特にSansan、ベイカレント・コンサルティング、およびSHIFTが好調な結果を記録した。一方、地主、ローツェ、およびディスコは逆に下落している。

Sansanは決算発表と自社株買いの実施を発表し、ベイカレント・コンサルティングは増益の決算内容が好感された。SHIFTには特別な材料は見当たらなかった。

地主は新株式発行などの売り材料が発表され、ローツェ、およびディスコは半導体関連セクターの下落による影響で下落した。

東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…日経平均株価〈1,000円超下落〉の売り相場で「ストップ高」をつけた2銘柄【昨日の株価】

東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年7月12日(金)の騰落率ランキングをお伝えします。

1位:Sansan〈4443〉……前日比+400円(+23.12%)

【売買材料】

決算銘柄。7月11日(木)取引時間終了後、25年5月期連結業績予想を発表。増収増益の見通しとした。あわせて、取得上限20万株または3億円とする自社株買いの実施も発表し、これらを好感した投資家たちの買いを集めてストップ高となった。

2位:ベイカレント・コンサルティング〈6532〉……前日比+700円(+19.32%)

【売買材料】

決算銘柄。7月11日(木)取引時間終了後、25年2月期の第1四半期単独決算を発表。前年同期比増益の堅調なスタートが好感された模様。また、通期業績予想については増収増益とする従来見通しを据え置いている。なお、同社株もストップ高。

3位:SHIFT〈3697〉……前日比+1,965円(+17.46%)

【売買材料】

当日は特段個別材料見当たらず。前日の東京プライム市場値下がりワースト1位の銘柄であり、売られ過ぎによる自律反発か。

1位:地主〈3252〉……前日比-427円(-15.60%)

【売買材料】

需給悪化懸念による売り。7月11日(木)取引時間終了後、286万5,300株の新株式発行と70万株の自己株式処分、53万4,700株のオーバーアロットメント(※)による売り出し実施を発表した。

※オーバーアロットメント:流通市場における需給悪化の防止を目的に導入された制度。主幹事証券会社が発行会社の大株主等から一時的に株式を借り、当初の売出予定株数を超過して、募集・売出しと同じ条件で追加的に投資家に販売すること。

2位:ローツェ〈6323〉……前日比-4,100円(-11.88%)

【売買材料】

当日は特段個別材料見当たらず。前日に米ハイテク株が大きく下落しており、特に半導体関連セクターの下げが顕著となっていた影響から、東京市場でも同セクターの銘柄全般が大幅に下落した。

3位:ディスコ〈6146〉……前日比-6,010円(-8.77%)

【売買材料】

当日は特段個別材料見当たらず。上記ローツェ〈6323〉と同様の理由とみられる。