「フードシェアサービス」「長く保存できる常備食品」「チラシアプリ」…食費節約のためにFPが実践しているお得テク3選

AI要約

価格高騰に悩む人に向けて、食費を抑えるための工夫を紹介。

食材の量を変えずに節約するためのフードシェアリングサービスの活用方法。

フードシェアリングサービスの具体例や利点、活用時に注意すべき点について解説。

「フードシェアサービス」「長く保存できる常備食品」「チラシアプリ」…食費節約のためにFPが実践しているお得テク3選

 価格高騰が続き、食費が上がって悩まされている人は多いだろう。食材の量を変えずに食費を抑えるコツはどのようなものか。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さんが解説する。

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 多くの食材の価格高騰が続き、買い物の量は以前と変わらないのに食費が1.5倍くらいになったと嘆いている人は多いことでしょう。食は人の身体を作るものであり、むやみに節約して健康を害しては元も子もありません。そこで、食材の量は変えずに少しでも食費を減らすために、日常生活においてできることを3つ紹介します。ちょっとの工夫で賢く楽しく節約して、豊かな生活を送りたいものですね。

 フードシェアリングサービスとは、社会全体のフードロス問題の解決と、家庭での食費節約が両方叶う仕組みです。食料品店やレストランで売れ残った食品や、賞味期限が迫っている商品を安価で購入できるサイトやアプリがあり、誰でも利用することができますが、日本ではまだ一般的に利用されていないのが現実です。

【主なフードシェアリングサービス】

・TABETE

 レストランやパン屋などが売れ残りそうな食品を割引価格で提供するサービスです。アプリで近くの店舗が提供する余った料理やパンの情報を検索し、アプリ上で決済をして予約をし、指定の時間に店舗に受け取りに行きます。登録料や利用料は一切かからないため、気軽に利用できるのが嬉しいですね。横浜市や金沢市など多くの自治体が連携しており、成長中のサービスです。

・Kuradashi

 賞味期限が近い食品や、パッケージの汚れや少しの傷があり規格から外れたことで捨てられてしまう日用品など、また、時期が過ぎた恵方巻などの季節商品を割引価格で販売するサービスです。一般会員であれば登録料はかからずネットで手軽に利用できますが、送料がかかります。

 食材によっては大容量の商品もあるため、友だちとシェアするなど工夫が必要でしょう。このサービスでは、売上の一部を自分が応援したい社会貢献団体に寄付でき、お得に購入しながら良いことができて嬉しい気持ちにもなれますね。