日産「セレナ」がプロパイロットを5代目で採用、価格は291.6万円【今日は何の日?7月13日】

AI要約

日産自動車が5代目の人気ミニバン「セレナ」と先進の運転支援技術「プロパイロット」を発表。

セレナの歴史と特徴、5代目のデザインとパワートレイン、アピールポイントについて紹介。

プロパイロット機能の概要と価格設定について述べられている。

日産「セレナ」がプロパイロットを5代目で採用、価格は291.6万円【今日は何の日?7月13日】

一年365日。毎日が何かの記念日である。本日7月13日は、日産自動車が人気ミニバンの5代目となる「セレナ」と、それに搭載された先進の運転支援技術「プロパイロット」が発表された日だ。プロパイロットは、日本の自動車メーカーとしては初めて、特定条件下でブレーキ・アクセル・ステアリングを自動制御して、同一車線を維持しながら先行車に追従する機能である。

TEXT:竹村 純(Jun TAKEMURA)/PHOTO:三栄・新型セレナのすべて

2016(平成28)年7月13日、日産自動車は人気のミニバン「セレナ」をモデルチェンジして5代目に移行することを発表(発売は8月24日)。同時にセレナに搭載された先進の運転支援技術「プロパイロット」についての発表も行なわれた。

初代セレナは、1991年にデビューしたミニバン「バネット・セレナ」である。従来の商用車ベースの「バネット」を刷新し、長いホイールベースによって広い室内空間と自由度の高いシートレイアウトが特徴のマルチパーパスなファミリー・ミニバンとして人気を獲得。続いた2代目も、ミニバン初の両側スライドドアを採用して人気を堅持した。

そして、2005年にモデルチェンジした3代目セレナは、大きなサイドウインドウと広い開口のスライドドアで利便性をアピール。ミニバンブームの勢いに上手く乗り、2007年にはホンダ「ステップワゴン」とトヨタ「ヴォクシー/ノア」の人気を抑えて、5ナンバーミニバントップの座に君臨する大ヒットとなった。

さらに2010年の4代目も、自動ブレーキやLDW(車線逸脱警報)、ハイブリッドモデルを追加して人気を継続した。

人気のミニバンとして成長したセレナは、2016年のこの日、5代目に移行することを発表。同時に、注目の運転支援技術プロパイロットに関する技術発表も行なわれた。

5代目は、ブーメラン型の前後ランプや日産の象徴となっているVモーショングリル、サイドのシュプールラインなどダイナミックなフォルムを採用。パワートレインは、4代目同様2.0L直4 DOHCエンジンとCVTの組み合わせ、さらにハイブリッドも引き続いて設定され、FFと4WDとも先代を上回る燃費性能が達成された。

5代目のアピールポイントは、以下の3つに集約される。

・クラス最大級の室内長と室内幅によって、ゆとりある室内空間と多彩なシートアレンジ

・「インテリジェントパーキングアシスト」、「スマートリアビューモニター」、「アラウンドビューモニター」の3つの機能により運転のしやすさを向上

・同一車線を維持しながら先行車に追従する「プロパイロット」により、渋滞時や高速巡行時にドライバーの運転負荷を軽減し安全性を向上

車両価格は、標準仕様が267.84万円、プロパイロット仕様が291.6万円と、プロパイロット搭載モデルは約24万円高い設定となっている。