「万博で関西経済発展を」 関・近畿財務局長が就任会見

AI要約

関氏は、近畿財務局長に就任したばかりで、2025年の大阪・関西万博に向けたプロジェクトを重要視し、経済の発展につなげる考えを示した。

関西経済の復興と万博を起爆剤としての役割に期待し、インバウンドの拡大など関西全体の盛り上がりに注目している。

趣味の野球観戦や東京での勤務経験、出身などについても触れられた。

「万博で関西経済発展を」 関・近畿財務局長が就任会見

5日付で近畿財務局長に就任した関禎一郎(ていいちろう)氏(52)が12日、大阪市内で記者会見した。2025年大阪・関西万博について「一過性のイベントにせず、万博を目指して進めている各種のプロジェクトを今後の(関西経済の)発展につなげることが重要だ」と述べ、経済界や行政などとも連携し、万博のレガシー(遺産)創出を図る考えを示した。

関氏は「足元ではインバウンド(訪日客)が拡大し、万博を控えて関西全体が大きく盛り上がるチャンスが目の前にある」と指摘。関西経済は外食や旅行などサービスが持ち直し、回復基調にあるとした上で、「万博を起爆剤とした経済の着実な回復に期待している」とした。

関西での勤務は初めて。趣味は野球観戦といい、「今年も東京でプロ野球の阪神戦を見に行ったが、2度とも負けてしまった。ぜひ甲子園で勝ちゲームを見たい」と話した。

関氏は東大法学部を卒業後、平成7年に大蔵省(現財務省)入省。主計官や主税局総務課長などを歴任した。東京都出身。(井上浩平)