万博の海外パビリオン「タイプB」「タイプC」の外観完成 109カ国が出展を予定

AI要約

2025年大阪・関西万博の海外パビリオンが完成し、タイプBとタイプCの外観が公開された。パビリオンは9棟あり、約109カ国が出展を予定している。展示品の設置作業は来年3月に完了予定。

タイプBは各国が個別に使用し、各国ごとに約300平方メートルの区画が割り当てられる。一方、タイプCは複数の国で共同利用することを想定しており、展示品の設置も3月までに完了する予定。

今回公開されたパビリオンは高さ7メートル以上の空間を持ち、内外装の最終仕上げ作業が進められている。各国の展示空間の凝り具合に差があるため、工事の進行スピードには違いがあるものの、現段階では順調に進んでいるとのこと。

万博の海外パビリオン「タイプB」「タイプC」の外観完成 109カ国が出展を予定

2025年大阪・関西万博の海外パビリオンで、日本側が建てて貸し出す「タイプB」と「タイプC」の外観が完成し11日、会場となる夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で報道陣に公開された。海外パビリオンが徐々に完成する中、機運醸成に弾みがつくか注目が集まる。

万博を運営する日本国際博覧会協会によると、タイプB、Cは計9棟あり、109カ国が出展を予定。いずれも昨年夏に着工し、今年6月末に建設業者から協会に引き渡された。

タイプBは個別の国がそれぞれ使用し、各国ごとに約300平方メートルの区画が割り当てられる。内外装など最終仕上げ作業は来年1月中旬、展示品の設置は同3月中旬までに完了させる。

一方、複数の国で共同利用するタイプCは1カ国あたり約80平方メートルの規模を予定しており、タイプBと同様に3月中旬までに展示品を設置。このほか、BとCを組み合わせた混合タイプのパビリオンもある。

この日は北東工区のB、Cパビリオン2棟を公開。内外装が施される前の外観完成直後の姿がお目見えした。それぞれ高さ7メートル以上の広々とした空間を持つ。タイプBのヨルダンを皮切りに各国が順次、装飾や展示空間の整備を進めていく。

担当者は「各国によって展示空間の凝り具合に差があるので、工事のスピードは異なることが想定されるが、現段階では計画通り順調に進んでいる」と話している。