英ブランド「マルベリー」のCEOが退任 後任は「ガニー」の前CEO

AI要約

英国ブランド「マルベリー(MULBERRY)」を運営するマルベリー・グループ(MULBERRY GROUP以下、マルベリー)は、ティエリー・アンドレッタ最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。後任には、アンドレア・バルドー=ガニー前CEOが就任する。

バルドー新CEOは、メゾン マルジェラやディーゼルでキャリアを積んだ後、マルニやコチネレでの要職を経て、ガニーのCEOに就任。グローバルな販売網の強化や商品開発の推進によって事業拡大をけん引し、24年4月に退任した。

アンドレッタ前CEOは、豊富な経験を持ち、ラグジュアリー業界で要職を歴任。デジタルやサステナビリティに積極的に取り組むなど、マルベリーの成長に貢献した。

英ブランド「マルベリー」のCEOが退任 後任は「ガニー」の前CEO

英国ブランド「マルベリー(MULBERRY)」を運営するマルベリー・グループ(MULBERRY GROUP以下、マルベリー)は、ティエリー・アンドレッタ(Thierry Andretta)最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。後任には、アンドレア・バルドー(Andrea Baldo)=ガニー(GANNI)前CEOが9月1日付で就任する。

バルドー新CEOは、メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)やディーゼル(DIESEL)でキャリアを積んだ後、2013年から16年まではマルニ(MARNI)の、16年から18年まではコチネレ(COCCINELLE)の要職を務めた。18年にデンマークのブランド、ガニーのCEOに就任。グローバルな販売網の強化や商品開発の推進によって事業拡大をけん引し、24年4月に退任した。

アンドレッタ前CEOは、ラグジュアリー業界で豊富な経験を持っており、ランバン(LANVIN)、モスキーノ(MOSCHINO)、ケリング(KERING)、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)、ブチェラッティ(BUCCELLATI)などで要職を歴任した。14年にマルベリーの社外取締役となり、15年にCEOに就任。デジタルやオムニチャネルを強化し、商品価格を国内外で統一するグローバルプライシングを導入したほか、リペアやリセールなどサステナビリティに関する取り組みも積極的に行った。

クリス・ロバーツ(Chris Roberts)=マルベリー会長は、「アンドレアは国際的なファッションブランドでの豊富な経験、クリエイティビティー、戦略的なマインドを持っており、マルベリーのCEOに適任だ。また、ティエリーのこれまでの貢献に感謝している」と語った。

バルドー新CEOは、「重要な時期にマルベリーに加わり、このアイコニックなラグジュアリーブランドが持つ、サステナビリティに関する高い信頼性をさらに育んでいけることをうれしく思う。同社のビジネスと優秀なチームを、次章へと率いていくことを楽しみにしている」と述べた。