カリフォルニアで独自の自然農法でワイン造りを行う「クライン・ファミリー・セラーズ」が高級ライン「ソノマAVA」を日本で新発売。その味わいとは？
クライン・ファミリー・セラーズは40年にわたりカリフォルニアでワイン造りを行い、その高級ライン「ソノマAVA」の日本での発売を記念して発表会が開催された。
クラインはサステナブルな農法でブドウを育て、エレガントで繊細な味わいのワインを造る。樽感の強さとは異なる味わいが特徴。
今回発売される「ソノマAVA」4本は手摘みされたブドウを使用し、フレンチオーク樽で熟成されるなどそれぞれ特徴的な味わいを持つ。
1982年創業、40年にわたってカリフォルニアでワイン造りを行い、今や同エリアを代表するブランドの一つとなっている「クライン・ファミリー・セラーズ（CLINE FAMILY CELLARS）」。
その高級ライン「ソノマAVA」の日本での発売を記念し、2024年6月18日、東京・大手町の『俺のフレンチ グランメゾン大手町』で発表会が開催されました。会場には創設者のフレッド・クライン、ナンシー・クライン夫妻が来日し、その魅力を熱く語りました。
クラインは、カリフォルニアのソノマ・カウンティとコントラ・カウンティに7つの自社畑を所有し、フレッド氏が独自に実践する「グリーン・ストリング農法」と呼ばれる方式でブドウ造りを行っています。これは農薬や除草剤は一切使わず、ブドウの搾りかすや野菜などを再利用した堆肥、カバークロップ（被覆作物）などで地中の生態系を壊すことなくブドウを育成する農法です。
冷涼で寒暖差の激しい環境のもと、こうしたサステナブルな農法で育てたブドウで造られるワインは、エレガントで繊細な味わいが特徴。これまで、カリフォルニアワインというと、樽感の強い力強さが代名詞のように語られてきましたが、それとはまったく異なる味わいと言っていいでしょう。
さて、今回、国内で発売される高級ライン「ソノマAVA」4本の特徴と魅力をご紹介していきましょう。
手摘みされたブドウをすぐにプレスし、24時間落ち着かせた後にフレンチオーク樽とステンレスタンクで10カ月熟成。リンゴ、パイナップル、レモンの皮の香り、トーストしたオークのニュアンスも。リッチでなめらかな味わい。
●DATA
ヴィンテージ：2022
セパージュ：シャルドネ100%
アルコール：14.5%
希望小売価格（税込）：7150円
手摘みし除梗したブドウを、天然酵母で発酵させる。1日に2回パンチ・ダウンし、2週間後に圧搾し、オーク樽にて15カ月熟成させる。ブラック・チェリーやワイルド・ストロベリー、マッシュルームや紅茶、チョコレートを思わせるニュアンス。フレッシュな酸味とピノらしい土っぽさが特徴。
